はらりはらりと花が散る　山に里に学舎に 風は誘う花吹雪　花は告げる別離の時を 　……思えばいと疾し、この年月 花は旅立つ者達を美しく彩る 例えその行く手が荒波と苦悩に満ちていようとも 咲き誇る花は春を謳歌し、躍動する生命力を示す それは未来への希望 まだ見ぬ明日への憧れ 　……忘るる間ぞ無き、ゆく年月 彼等は何時か気付くだろう この時が 二度と無い、かけがえのない時であったことを 散り行く花は新たな出会いの季節も連れてくる それは無垢な魂、無限の可能性 誰もが皆持っていたはずのもの 人生は時に苦しく また時にはやがて訪れる終焉に脅かされる 花は何時か散るもの　儚きもの でも 何故なのだろう この春の花の美しさから感じられるのは 命の輝きと未来への希望 　……互に思う千万の　心の端を一言に 　……幸くとばかり歌うなり ※
	会者定離 旅立ちは別れと一体 願わくは共に過ごした日々が 未来への糧とならんことを。
桜の季節 花と共に今年もまた、 出会いと別れの季節がやってくる そして 駆け抜けていった 幼子たちの面影が…… 「サヨナラ」ダケガ人生ダ