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管理人の情熱を喚起するかもしれません。 もし何か思うところがございましたら……。 |
懲りずに第二弾。むー、やっぱり意味不明。 削ったり何かしてたら、明らかにコマのバランスが悪いし。 はあ〜。そもそも、これの原型を描いたのはいつだっけ? アスベストが話題になった頃だと思うので、結構前ですねえ。 なんともはや。 白黒さんが優曇華の花云々といってるのは、『竹取物語』の本文中にやや唐突に 優曇華の花が出てくる場面があるんです。くらもちの皇子が難題を解いたという噂 の部分です。岩波版の脚注には「梵語Udumbaraの音訳。三千年に一度花開くと いう想像上の木」などとあります。これは、『竹取物語』には先行する説話があり、 作者がそれを参考とする過程で文章が紛れ込んだようです。この辺は私の解りに くい解説では何なので、岩波文庫の解説やら補注やらを読んでみて下さいね。 で、そんな先行する説話の中で、優曇華の花が出てくるのが『今昔物語』巻三十一 の「竹取翁、見付けし女の児(ちご)を養へる語」です。その姫の出す難題の一つが 優曇華の花を持ってくるというものなのです。師匠が言っているのはそのことです。 ところが、永夜抄では輝夜が地上に残っているので、竹取翁に関する説話でも、『竹 取物語』や『今昔物語』だけではなく、『海道記』やら富士浅間社系の説話も勘案さ れていると言えましょう。で、師匠は却下したというわけです。 そうそう、白黒がつまんでるものは石綿付き金網です。若者はもう知らないかも。 ――と漫画に解説みたいなものをくっつける了見がやっぱり駄目駄目。 みんなよく知られていることかも知れないのにねえ、まったく。 |